NEWS!No,2(2001/09/16) |
◇2001年夏、知床のカラフトマス |
ボランティア 藤田 宏之さん |
8月中旬、知床半島羅臼へ行ってきました。知床半島はカラフトマスの産卵河川を多数有し、定置網漁やルアーフィッシングが盛んであります。今年の状況をちょっとレポートします。
7月、8月は気温が低く天気も悪い日が続いたようで、気温の高くカンカン照り続きでうんざりした昨年、一昨年とはだいぶ様子が違いました。出発前現地よりかなりの数のカラフトマスが河口を回遊している話を聞いていまして、定置網は不漁、釣り人はボウズといい話はなかった昨年、一昨年を考えると、素人ながら水温が関係しているように思えます。
8月12日現地羅臼に到着し、早速カラフトマスを食べたときに羅臼周辺の状況が話題になりました。型が大きく、遡上も早い時期ではないかと。16日まで羅臼周辺に滞在しましたが、周辺の海岸には多数の釣り人が押し寄せ、繁忙期とはいえ普段静かな羅臼も至るところに釣り人の姿を見かけました。丁度盆休みと時期が重なり、海岸付近で楽しめることから、知床で過ごす夏休みもかれこれ4年目ですが、年々カラフトマス釣り熱が高まっているように思えます。釣果の話をあれこれ聞きましたが、数も大きさもいいようです。冴えない話の多かった猛暑の昨年、一昨年に比べアタリ年といえるでしょう。
羅臼で馴染みの喫茶店に、たまたま釣ったばかりのカラフトマスが持ち込まれました。型が大きくセッパリがでている立派なオスです。シロザケと遜色ないほどの大きさで、かなりのものでした。しかし釣った主はメスでなくて残念とぼやいたのが印象的でした。ご存知の方も多いと思いますが、サケ・マスのメス嗜好が曲者でして、イクラだけを持ち帰る不届き者が後を絶ちません。どうにかならないものでしょうか。
カラフトマス釣りは来年以降の目標としまして、胃の中にはシッカリ納めてきました。カラフトマスの料理として最も適しているなと思うのがチャンチャン焼きです。味噌とよく合いますし、玉葱やキャベツともよく味が馴染みます。半身を豪快に、野外でするのが特にお勧めです。珍味として心臓、白子もおいしいですね。新鮮なカラフトマスを豪快に料理するのは夏の知床らしいのではと思います。 |
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