2000.12

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2000.12
さけ科学館ボランティアが「市民グループ紹介」として、社団法人日本河川協会発行の「河川文化第12号」(2000年12月15日発行)に掲載されました。掲載ページの本文と、画像を御覧ください(河川文化では2段組の構成ですが内容は同じものです)。
 
 この場をおかりして、掲載のきっかけを下さった社団法人日本河川協会の浅井様と、協力いただいた岡本さん、鳥居君にお礼申し上げます。
市民グループ紹介
札幌市豊平川さけ科学館ボランティアの会
サケと川と人を結ぶ活動をしませんか?
WEB管理担当 三上 戸美

私たちは、札幌市豊平川さけ科学館(以下さけ科学館)に所属するボランティア団体です。 活動の拠点となるさけ科学館は、北海道札幌市南区真駒内公園内に位置し、1984年に開館しました。さけ科学館ボランティアの歴史は、1986年11月に「解説ボランティア」として、市民2人が登録したことから始まります。当初はその名の通り、施設内の観察池におけるシロザケの産卵行動の解説や、実習の手伝い等の活動を中心に行っていました。1993年にはさけ科学館ボランティアの会規約が制定され、名前は「さけ科学館ボランティアの会」となりました。1996年からは札幌市の南区ボランティア連絡協議会に入会し、その活動も時代と共に変化し今では様々な活動を展開中です。また活動条件も年齢も制限されていないため、その構成は小学2年生から老若男女問わない計31名のバラエティ豊かな人々がそろっています。
 ボランティアの主な活動内容としては、魚の世話(給餌・水槽掃除等)、展示・産卵行動・採卵作業の解説、実習・イベントの手伝い、日常雑務、河川生物調査・調査補助、ホームページの作成・運営等があります。活動日に制約を設けない「個人のできることをできるときに行う」スタイルの活動は、全国の博物館でも数少ない方式です。さけ科学館はボランティアを「積極的な利用者」として位置付けており、現代の生涯学習社会においてボランティアの可能性を広げるひとつの場となっています。
 毎年ゴールデンウィークに実施されるさけ科学館主催「サケ稚魚体験放流」は、ボランティアが運営主体となるイベントです。5月4日・5日の放流時間内に来館した人は誰でも参加できるとあって、2000年では3,088人の手で約20,000尾の稚魚が放流されました。また、市内の河川で実施される行事である「さかな・ウォッチング」や「サーモン・ウォッチング」では、一般参加者の安全確保のため同行をするだけではなく、水生昆虫の観察等の補助や、共にタモ網をもち河川で採集を行いボランティア自身も参加者と共に学んでいます。
 この他、ボランティアによる自主運営のホームページが2000年5月より開設されました。ホームページは「ikura」といい、サケのイメージアンケート第1位の「いくら」と「サケの卵」から「さけ科学館の子ども」の意味を込めて命名されました。作成、企画、運営ともにボランティアが行っていますが、情報の提供・内容の確認等様々なサポートを館職員に受けています。さけ科学館では既にホームページを公開しており、とくにサケ科魚類を中心とした生態・調査に関する情報、行事の案内等を提供しています。ボランティアのホームページでは、それ以外のテーマを扱い、ボランティアによるイベントの紹介や、調査の報告、サケの採卵に関する詳細解説、サケのイメージアンケートの実施、掲示板等のコンテンツを公開しています。今後はボランティアによる水生生物調査報告の充実や、河川環境をテーマにした新たなコンテンツを企画中です。施設とボランティアがパートナーとして協力し、野生生物としてのサケ、都市の自然、河川環境に関する情報を提供し、それらの総合情報発信と交流の場となるよう活動していければと思っております。一緒に活動できる方を随時募集しておりますので、お気軽にお問い合わせください。


■札幌市豊平川さけ科学館
〒005-0017 札幌市南区真駒内公園2-1  (011)582-7555
E-Mail/sake@sweb.ne.jp
URL http://www.sweb.co.jp/ryokuka/sake/

■札幌市豊平川さけ科学館ボランティア
E-Mail/ ikura@mailmagic.org
URL http://salmon-volunteer.hoops.ne.jp/
社団法人日本河川協会のホームページ
JAPAN RIVER http://www.japanriver.or.jp/
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