さかなウォッチングin星置川

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さかなウォッチング in 星置川


 毎年恒例のさかなウォッチングが開催されました。札幌の短い夏の川遊び文化を伝承するイベントのひとつです。参加者は親子がほとんどです。お父さんもお母さんも童心にかえって楽しんでいただいたようです。
 さかなウォッチングは、豊平川・星置川・琴似発寒川等で実施しています。ここでは、7月30日に行われた星置川さかなウォッチングの様子をボランティアの川嶋さんにレポートしていただきました。
7月30日(日)、札幌市手稲区の星置川において、市民参加の魚採集の実習「さかなウォッチング」が行われました。
 参加者は、親子7家族約20名、さけ科学館の職員3名、そしてボランティアが大江さん、根岸さん、斎藤さん、鳥居さん、川嶋の5名でした。

 当日は風が少し強かったけど、天気はとてもよく、川遊びにうってつけの日でした。岡本さんから魚の取り方の説明を受け、いよいよ川に足を入れる。初めの一足は、「わー、冷たい!」と言っていたみんなも、熱い日差しの中ですぐに冷たい水のとりこになり、また魚採りの面白さのとりこになり、夢中になって川の中を歩き回っていました。
 ボランティアの斎藤さんと鳥居さんは、参加者のところを回りながら、主に活動風景を写真に撮ってくれていました。そのほかのボランティアは、参加者と一緒に魚をとって、魚の種類を教えてあげたりしていました。

 さて、その収穫のほどは・・・、
たくさん採れたもの;
  シマウキゴリ、フクドジョウ、ハナカジカ、スジエビ、なぞのエビ(スジエビに似ていてスジがなく小さい)、モクズガニ
ちょっと採れたもの;
  ウグイ、ヤマメ、ヤツメウナギ(泥の中にいたらしい)、ヌマチチブ(星置川では珍しいらしい)
面白かったもの;
  ヘビトンボ(職員の岡本さんいわく、トンボとカマキリを足したような昆虫の幼虫だそう)、カワニナ(同岡本さんから、ホタルの幼虫の餌になるという説明があった)
 また、川の中の石をひっくり返すと、たくさんの水性昆虫が見られました。ボランティアの根岸さんが、それらを採取し、顕微鏡でみんなに見せてくれました。普段じっくり見たことのない生き物をじっくり見ることができて面白かったです。参加者のみんなに大好評でした。
その種類は、エルモンヒラタカゲロウ、ムナグロナガレトビケラ、ウルマーシマトビケラ、コカゲロウ、ヒゲナガカワトビケラだそうです。

 何が採れたかみんなで観察した後は、残り少ない時間を魚採りに再チャレンジする子、採った魚を一匹ずつ別れを惜しみながら川に返してあげている子、感想文やさかなの絵を書いている子など、みんなそれぞれに最後までさかなウォッチングを満喫していたようです。
 これを機に、また家族で川に遊びに行く機会が増えるといいですね!

 以上、報告は川嶋でした。
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