活動の手引き

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(活動内容)
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  1.館の事業の補助
    1−1.飼育
    1−2.解説
    1−3.実習、体験放流
    1−4.資料整理(電子データ化、図書整理)
    1−5.付随活動(雪かき、砂利上げ、草刈などの環境整備)
  2.ボランティアの企画するプロジェクト
  3.広報
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1.館の事業の補助 
 さけ科学館の日常業務を支援するものです。ここでのボランティア活動がそのまま科学館への貢献になります。職員の補助なので、職員側からニーズが発生します。
 内容は様々ですが仮に大分すると、飼育、実習・体験放流、資料整理、解説、付随活動があります。

1−1.飼育
<給餌>
 概要:さけ科学館の展示水槽で飼育する魚類に給餌を行う。生餌もあるが、おもに配合飼料である。
 活動時期:毎日、参加は自分の都合つく日だけでも良い。
 活動時間:午前9時頃〜、午後3時半頃〜の1日2回
 所要時間:1時間程度
 活動場所:館内と屋外の池
 必要な体力:★☆☆
 服装:やや汚れてもかまわない服装(長靴、雨具、胴付き、防寒着は貸出可)
 必要な能力:特別な能力は不問、事前講習の参加が望ましい。
 条件:手を消毒するので、手をケガしている時はやめた方がよい。
 備考:餌に食いつく魚の姿を見ると楽しい。魚種によって喰い方の習性が異なるところまで見極めれば“通”だ。

<水槽掃除(館内)>
 概要:水槽には食べ残しの餌や魚の糞が貯まる。定期的に水の入れ替えによって掃除を行う。基本的には魚を取り出すようなことはしない。また、大型水槽は作業が難しいので、おもに小型水槽を扱う。
 活動時期:年中
 活動時間:不定(1時間〜5時間程度)、自分の都合に合わせていつでも良い。
 活動場所:館内
 必要な体力:★☆☆〜★★☆
 服装:汚れてもかまわない服装
 必要な能力:特別な能力は不問、水中に魚を入れることができ魚が触れる人

<検卵>
 概要:ふ化槽の中で育てている卵・仔魚のうち、死んだものを1個ずつ取り除く作業。放置しておくと水カビが広がってたくさん死んでしまう。
 活動時期:10月〜2月
 活動時間:開館時間中。職員が随時検卵しているので、いつもできるとは限らない。
 活動場所:本館の採卵ふ化室
 必要な体力:★☆☆
 服装:腕まくりのできる服装、長靴(貸出可)
 条件:特別な能力は不問、手の消毒が必要、事前の講習または経験者の指導が必要

<採卵>
 概要:サケやサケ科魚類の採卵受精作業。魚の選別、魚体計測、採卵受精、卵の計測など、作業内容は多い。ほとんどは職員と一緒に作業する。
 活動時期:秋〜冬、特に10月〜11月
 活動時間:開館時間中。採卵をする日は最盛期で週に2〜3日なので、採卵のある日・時間しか作業できない。
 活動場所:本館の採卵ふ化室
 必要な体力:★★☆
 服装:汚れても構わない腕まくりのできる服装、長靴(貸出可)
 条件:魚や血の臭いが苦手でないこと、事前の講習または経験者の指導が必要

<池掃除>
概要:屋外の円形水槽や池は、残餌や糞で汚れるほか、落ち葉や藻類の繁殖でも汚れてくる。定期的な掃除によって魚の飼育環境と美観を維持している。ブラシでこすったり、ガラスをみがいたり、糞を掃除機で吸い出したりする。池の水位を下げ、池に入って掃除することもある。
活動時期:年中
活動時間:開館時間中の給餌時間以外。池に入る掃除は、職員の都合に合わせて一緒に作業する。
活動場所:屋外の円形水槽(手の消毒が必要)、飼育池(地下水槽)、観察池
必要な体力:★★☆
服装:汚れても構わない服装(長靴・胴付・防寒着は貸出可)、着替えも用意した方がよい
条件:特別な能力は不問。万が一池に落ちても笑っていられる人

1−2.解説
<展示解説>
 概要:来館者に対して館内の展示パネルや飼育している魚の解説を行う。館内を連れ歩くツアー形式と特定の場所だけでスポット解説を行う形式とがある。いずれも、職員およびボランティア同士の勉強会で解説に必要な知識 を身につけてから行う。
 活動時期:お客さんの多い時期(春〜秋の週末など)が中心
 活動時間:開館時間中(特に10時から3時)、自分の都合に合わせていつでも良い。
 活動場所:館内
 必要な体力:★☆☆
 服装:特別な服装は不問
 必要な能力:特別な能力は不問、勉強会で解説に必要な知識を身につけてから行う。
 備考:お客さんの年齢層や人数に合わせて話す内容を変えないとならず、少し難しい。

<観察池解説>
 概要:科学館では秋の遡上期になると、通常は川の中でしか見られないサケの産卵行動を、屋外の池で観察できる。ここに付きっきりで、産卵床やサケの微妙なしぐさを解説する。職員およびボランティア同士の勉強会で解説に必要な知識を身につけてから行う。
 活動時期:10月〜11月
 活動時間:不定(10:00〜15:30)、自分の都合に合わせていつでも良い、特にお客さんの多い週末の昼間。
 活動場所:さけ科学館敷地内の観察池
 必要な体力:★☆☆
 服装:暖かい服装、防寒具は貸出可
 必要な能力:特別な能力は不問、勉強会で解説に必要な知識を身につけてから行う。
 備考:産卵の瞬間が何度も見られる、お得なポジション。ただし、寒い。

<採卵解説>
 概要:サケやサケ科魚類の採卵受精作業を来館者に見てもらう際の解説。
 活動時期:秋〜冬、特に10月〜11月
 活動時間:開館時間中。採卵のある時のみ。
 活動場所:本館の飼育展示室
 必要な体力:☆☆☆
 服装:特別な服装は不問
 条件:解説及び採卵作業の事前講習が必要、職員とはガラスを隔てて離れてしまうので、見学者の質問には自力で答えられることが望ましい。

1−3.実習、体験放流
<採卵実習>
 概要:サケの採卵・受精という作業を一般公募した市民に体験学習してもらう行事がある。講師役の職員のアシスタントをつとめる。
 活動時期:9月末〜11月の日曜日が中心(スケジュールは事前にボランティア通信で連絡)
 活動時間:午前の部は9:30〜12:00 午後の部は13:30〜16:00
 活動場所:館内
 必要な体力:★☆☆
 服装:汚れてもかまわない服装
 必要な能力:特別な能力は不問、ただし、事前に採卵作業の体験や見学が必要。
 備考:普段体験できない受精作業が間近で見られ、感動するお客さんにも出会える。

<さかなウォッチング>
 概要:川の生き物を観察する市民参加型の野外行事。講師役の職員のアシスタント、参加市民の安全確保を行う。
 活動時期:7月の土日・祝日(スケジュールは事前にボランティア通信で連絡)
 活動時間:10:00〜12:00
 活動場所:市内河川(豊平川、琴似発寒川、星置川など)
 必要な体力:★★☆
 服装:汚れてもかまわない服装、運動に適した服装、濡れてもいい靴、着替え
 必要な能力:特別な能力は不問、ひざくらいまでの水量で川の中が歩ける方、事前に実習の打ち合わせに参加できる方
 備考:身近な川の生物の再発見ができる。子供の頃に戻り、一緒にさかなとりができる。

<サーモンウォッチング>
 概要:野生のサケが産卵のために川に帰ってきた様子を観察する市民参加型の野外行事。講師役の職員のアシスタント、参加市民の安全確保、希望者は捕獲作業補助を行う。
 活動時期:10月の土日・祝日(スケジュールは事前にボランティア通信で連絡)
 活動時間:10:00〜15:00
 活動場所:市内河川(豊平川、琴似発寒川、星置川など)
 必要な体力:★☆☆(捕獲作業補助は★★★)
 服装:汚れてもかまわない服装、運動に適した服装
 必要な能力:特別な能力は不問
 備考:大都会の川にサケ科帰ってきて、サケが産卵している様子が観察し、感動できる。

<体験放流>
 概要:来館者に豊平川へのサケ稚魚の放流を行ってもらう市民参加型の行事。多くのボランティアが集まる。
  [準備段階]
  ・PRポスター配布
  ・案内看板・解説パネル製作
  ・会場清掃 など
  [当日]
  ・会場設営
  ・稚魚準備
  ・アンケート実施
  ・放流記念証給付
  ・参加市民の誘導
  ・後かたづけなど
 活動時期:準備期間=4月中旬〜   開催=5月4〜5日
 活動時間:準備期間=準備日を定め、集まって作業することが多い。
    開催=9:00〜16:00、自分の都合に合わせていつでも良い。
 活動場所:さけ科学館敷地内と裏の真駒内川放流路
 必要な体力:★☆☆〜★★☆
 服装:汚れてもかまわない服装、運動に適した服装、暖かい服装
 必要な能力:特別な能力は不問
 備考:テレビ局がよく取材にくる

1−4.資料整理(電子データ化、図書整理)
<図書整理、写真整理>
 概要:館内の図書コーナーの整理。来館者へ図書貸し出し。
 活動時期:不定期、自分の都合に合わせていつでも良い。職員側である程度準備されてからの作業となる。
 活動時間:日中。
 活動場所:館内
 必要な体力:☆☆☆
 服装:特別な服装は不問
 必要な能力:集中力。パソコンを使う場合は、パソコンの基本操作が出来ること。

1−5.付随活動(雪かき、砂利上げ、草刈などの環境整備)
<施設整備>
 概要:草刈り、ゴミ拾い、除雪など。動力のある機械は基本的に使用しない。
 活動時期:季節に応じた作業
 活動時間:不定(半日〜一日)、自分の都合に合わせていつでも良い。
 活動場所:さけ科学館敷地内
 必要な体力:★★☆〜★★★
 服装:汚れてもかまわない服装、作業に適した服装
 必要な能力:特別な能力は不問

<観察池づくり>
 概要:“砂利上げ”と呼ぶ。上記の観察池は秋しか作らない。その作業はコンクリートますに重い玉砂利を搬入し、実際の川底に似せた環境をつくるという力仕事である。秋が過ぎれば搬出作業も行う。
 活動時期:搬入9月、搬出12月
 活動時間:あらかじめ定めた日時
 活動場所:さけ科学館敷地内の観察池
 必要な体力:★★★〜
 服装:汚れてもかまわない服装、作業に適した服装
 必要な能力:特別な能力は不問


2.ボランティアの企画するプロジェクト
 (毎年、テーマを決めて、計画―調査―まとめ―展示の一連をボランティアが行う)
 ボランティアが自主的に起案、計画し、科学館との合意のうえで活動します。即時に科学館への貢献になるとは限らないが、活動の成果をまとめ、情報発信することで科学館への貢献となるものです。
 例えば、新たな館内展示の製作、野外での生物調査など。期間を決めてプロジェクト形式で進行する。


3.広報
 (ホームページやボランティア通信など、ボランティア内・外に活動を伝える)
<ボランティア通信発行>
 概要:さけ科学館とボランティア間、およびボランティア相互間の情報配信、通信連絡を目的とした一種のニュースレター。毎月全員に発送する。送付方法は郵便、ファックス、電子メールのなかから各ボランティアの希望に合わせる。
 活動時期:毎月、自分の都合に合わせていつでも良い。
 活動時間:不定(半日〜一日)、自分の都合に合わせていつでも良い。
 活動場所:デスクワークの出来る場所なら館内、館外、自宅など。
 必要な体力:☆☆☆
 服装:特別な服装は不問
 必要な能力:ワープロを使うので、パソコンの基本操作が出来ること。

<ボランティアホームページ“ikura”運営>
 概要:ボランティア相互間および社会への情報配信、ほかの水族館・動物園・博物館のボランティア組織との交流窓口を目的としたホームページ。更新は不定期。
 活動時期:不定、自分の都合に合わせていつでも良い。
 活動時間:不定、自分の都合に合わせていつでも良い。
 活動場所:デスクワークの出来る場所なら館内または自宅。
 必要な体力:☆☆☆
 服装:特別な服装は不問
 必要な能力:パソコンとインターネットの応用操作が出来ること。

<記録・報告>
 概要:さけ科学館が主催する各種行事や館内活動を写真撮影、ビデオ撮影、レポート製作などにより記録・報告する。イベント時のほかに、館内外の展示物や飼育中の魚も記録撮影する。撮影成果やレポートは、館内の展示に使用するなど、さけ科学館の資料として保管され、必要に応じて使用される。
 活動時期:さかなウォッチング、サーモンウォッチング、体験放流会などの行事開催時、通常の展示物を対象とする場合は不定。
 活動時間:日中
 活動場所:行事会場、館内。
 必要な体力:★☆☆
 服装:特別な服装は不問
 必要な能力:カメラ、ビデオを使う場合は基本操作が出来ること。
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