シロザケの採卵:0.サケのこと

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■シロザケの採卵
◇サケのこと
 みなさんは、サケについてどのくらいのことを知っていますか?ここではサケの生態について、あらかじめお勉強しましょう。

●採卵手順●
0.サケのこと
1.サケの準備
2.サケを調べる
3.をとりだす
4.受精させる
5.卵を調べる
6.卵を収納する
7.採卵実習
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シロザケのオス シロザケのメス
名前:シロザケ(別称:サケ、アキアジ、トキシラズ等)
英名:CHUM SALMON
学名:
Oncorhynchus keta(Walbaum)
成熟体長:40‐100p
ロザケは、別名サケ、アキアジ、トキシラズ等様々な呼び名はあるものの、みなさんの食卓ではおなじみの魚といえるのではないでしょうか。彼らが、秋に生を受け春に泳ぎだしてから川を下り海へ旅立つことはご存知のことと思います。外洋を遊泳し、生まれ故郷に戻るまで数千qという旅をするのです。一般的に3年から5年で成熟しますが、2年で成熟するオスや6年以上で成熟するものも報告されています。最近では、日本における放流過剰が成長を妨げているのでは?という話もでているようですが、今後も研究の報告を待ちたいと思います。こうして大きくなったサケは、秋から冬にかけて河川に遡上して、産卵後、稚魚の誕生を待たずにその一生を終えます。たまに浮気者が他の河川で生むこともあるらしいです。

にいるときは、銀ピカ(銀毛)ですが、成熟してくると婚姻色が現れてきます。全体に色は暗緑褐色にかわり、赤紫色の雲状斑があらわれます。また、産卵行動中のメスや、オス同士の戦いに敗れたものは、頭から尾にかけてからだの中央に明瞭な黒い線が現れます。

幌におけるシロザケは在来種でした。これは、過去の遺跡等から証明されているものですが、1950年〜1960年代に河川汚染が進み豊平川からサケが消えました。その後河川水質の改善、市民運動がきっかけで1979年に再放流が始まり現在では、放流・自然産卵の両方が帰ってきているのです。

在のシロザケは、ほとんどが人工増殖により管理されています。全国で放流される稚魚は約20億といわれています。

参考:札幌市豊平川さけ科学館発行 1998 「シロザケ」リーフレット
   
*さけ科学館HPでアクロバット形式ファイルをダウンロードすることができます。

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