採卵道具:卵を調べる

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□採卵道具
◇卵を調べる
 採卵した卵は、1時間ほど、流水の中に静かにしておきます。1時間経つと、卵は吸水して驚くほど強くなります。その堅さは、スーパーボール並です。実習ではその強度を見てもらうため床に落としてみます(が、その卵は残念ですが死んでしまいます)。強くなったところで、卵を調べます。

手順
1.卵の直径をはかる。
2.卵の重さをはかる。
3.一腹の卵を数える。

採卵道具その12:定規?
卵径をはかる! このアイテムは、V字になっていて、真中には溝になっていて水はけが良くなっています。一度ぬらして卵と定規の摩擦をなくします。卵をはかるときは、このV字の部分に20個(小さい卵は25個)のせてはかり、その数値を20で割ったものを値を卵径としています。卵も形がちがったり微妙に大きさも違うので20個の平均値をを卵径とするのです。
採卵道具その13:卵バサミ
卵ばさみは、検卵(死んだ卵を削除)するときになくてはならないアイテムです。はさみといっても切るのではなく、つまむもので卵をつかむピンセットのようなものです。これ、実は、職員の手作りです。竹ばさみを好みの太さに削り、針金で卵をはさみやすいように両方に輪をつくってあります。針金の堅さや、握る部分の太さもひとそれぞれ。  卵バサミの秘密
採卵道具その14:電子天秤
天秤 この電子天秤は、卵の重さをはかるときや、稚魚のえさの重さをはかるときに役立ちます。卵の重さをはかるときは、ランダムに選んだ20粒の卵を水を張ったボールに、あけてはかります。水中に入れるのは、卵を保護し、呼吸させるためです。また20粒なのは、上記で説明した通り、個性豊かな卵の平均値をとるためです
採卵道具その15:卵すくい
卵すくい 水中のザルの中にある卵をすくう道具です。卵を数えるときの道具のひとつです。カウンターを使って数えるときに使用します。一度に欲張ると、大変なことになります。
採卵道具その16:カウンター
カウンター
 普通のカウンターです。上の卵すくいですくった卵をこのカウンターを使って数えていきます。
下の卵数え板が使えないサイズの場合と、数が少ないときに使います。
採卵道具その17:卵数え板
卵数え板 職員の苦心作!です。木の板に卵の入るサイズの穴を100個開けて、下には網をはってあります。使うときにちょっとコツがいりますが、慣れるととても便利で、早く卵の数を数えることができます。
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